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はじめてご相談いただくお客様へ
インターネットが普及した現代において、必要な情報を短時間かつほぼ無料で収集することができるようになりました。特に、難解な法律の分野の知識や、あまりなじみのない行政書士といった職業について知ることもできています。おそらくこのホームページをご覧になっているお客様のなかにも、そう感じていらっしゃる方はたくさんおられるでしょう。
しかし、それと同時に、無価値または有害な、または閲覧者を誤認させるようなホームページも爆発的に増えてきています。ホームページ作成者や管理者の顔が見えない分、そのホームページを運営している会社が信用できるかどうか、判断することは非常に困難です。
行政書士は法律隣接職としての国家資格者であり、免許制でもあることから、お客様を誤認させようとしたり、騙したりするようなことは決して許されるべきではありません。しかしながら、行政書士のホームページの中には、誇大広告といえるものが溢れているのが現状です。
いちばん多いものが、取扱件数に関して誤認させるものです。行政書士事務所の多くは、行政書士単独で経営しており、事務員を雇用しているとしても、行政書士の職務は原則として行政書士が行なわなければなりません。しかし、ホームページには、「年間数千件の実績がある」などと表記しているものが多く見受けられます。
例えば、自動車の登録や車庫証明などの業務に関しては、それも可能でしょう。ところが、相続において、開業わずかであるのに「数千件」の実績を表示していたり、地方の小さな町であるのに、「年間数百件の会社設立」をすることが可能でしょうか。
特に当事務所の主力業務の一つである相続の手続きに関しては、ベテランであるか否かを問わず、月に十数件が限度であると考えております。それでも、1件の相続案件に10人ほどの関係者がいますから、10件ですと100人近い関係者がいることになります。それらすべてを同時に把握し、即時に対応することはかなり大変なのです。
また、当然のことながら、同時に抱える件数が多くなればなるほど、一人一人のお客様に応対する時間は相対的に短くなります。相続や交通事故、会社設立などの人の一生に関わる大きな問題について、一年間に千件も二千件も案件を受けていたら、一人のお客様に接する時間は数秒になってしまうことでしょう。
仮にそれほど大人気の行政書士事務所が存在するとしても、以上の理由により、行列のできる行政書士事務所に相談することが必ずしもお客様の利益になるとは限りません。
単なる「問い合わせ」や一回きりのご相談や「お見積もり」も含めて案件の件数としてカウントしているのであれば、「数千件」も不可能ではありませんが、いずれにしてもそのような問い合わせをカウントして実績のように表示すること自体、お客様を誤認させるものといえるでしょう。
次に多いものが、「当事務所では○○円も請求できました!」というものです。特に交通事故の相談を扱う行政書士事務所に見られ、「保険会社の提示額は○○円でしたが、当事務所で再計算したら○○○円を請求できました」などと表示されています。
しかし、そもそも請求金額は決まっていませんので、十億請求しようが百億請求しようが、いくらでも構わないのです。もちろん、行政書士である必要はありません。行政書士の職務としては、あくまで法的に正当な金額を算出することです。「請求金額」と実際に受け取る金額との違いを十分に理解してご相談なさるべきです。請求したとしても、払うかどうかは相手方次第であるからです。
アルプス国際行政書士事務所では、遺産分割協議のお手伝いと遺産分割協議書の作成を行なっております。